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ギュスターヴ・クールベ

クールベ 「リアリズムの画家」


ギュスターヴ・クールベ(Gustave Courbet 1819-1877 フランス)
レアリスム(写実主義、現実主義)の極致を追い求めた画家クールベは、
フランスオルナンに生まれた画家です。

パリに出てルーヴルで模写に明け暮れるこの時代、
社会が産業革命により大きく変化しょうとしていました。

こうした背景の下に美術界も新しい波が押し寄せ、
これまで美術界を席巻してきたロマン主義の陰りが見え始め、
驕慢な支配階級に対する芸術家の主張として、
写実主義が台頭して来ました。

それは目の前にあるものをありのままに描こうとする運動です。

その旗手となったのが、クールベ、ドーミエ、ミレーの3人でした。
ドーミエは風刺版画で法曹界の人物を描き、ミレーは農民を、
クールベは2人と違って、社会主義思想に共感し労働者を描きました。

そしてクールベは、万博のとき私費で個展を開き、
『画家のアトリエ』を展示、戦闘的に写実主義を世間に問います。

当時は歴史画や宗教画が幅をきかせていた時代、
この作品は反社会的と物議をかもしました。

彼はリアルさを出すために、徹底的に絵の具を厚塗りし、
色も黒を効果的に使いドラマチックな作品に仕上げました。

それは『オルナンの埋葬』でも見て取れます。
晩年は社会主義革命パリ崩壊後、亡命先のスイスで客死しています。

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