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ダヴィッドジャック・ルイ・ダヴィッド

ダヴィッド 「ナポレオン主席画家」

フランス新古典主義の巨匠にして皇帝ナポレオンの主席画家のダヴィッド。
ダヴィッドほど、政治に関わった画家はいないでしょう。
ナポレオン帝政に参加し、その記念碑的な作品を多く残しました。しかし、
ナポレオン失脚と同時に、ブリュッセルに亡命し、不遇のうちに亡くなるのです。
現在の出来事を芸術的な作品に仕上げることはダヴィッドが成し遂げたことで、絵画の近代化に貢献した一人といえるでしょう。

ダヴィッドの絵画作品

サン・ベルナール峠を越えるナポレオン
ダヴィッドの描いた、あまりに有名すぎるナポレオンの絵画。。有名すぎて、
”ナポレオンといえばこれ”というイメージがすぐに思い浮かぶのではないでしょうか?

この絵には計5種類もの同じ絵があるといいます。馬が白馬であったり、微妙にナポレオンの表情が違ったりと様々です。一説によれば、自身のPRのためにいくつもの作品を用意させたのだとか。

左下にはナポレオンの名前が刻まれています。その下には、歴史に名を残す「ハンニバル」や「カール大帝」などの名前が・・・。
ダヴィッドは、それら過去の偉大な英雄たちよりも上であると示しているのです。

ダヴィッドはナポレオンとともに歩み、ナポレオンが失脚すると
彼も同じように失脚していきました。
ダヴィッドは、ナポレオンとともに生きた画家と言ってもいいのかもしれません・・・。


ジャック・ルイ・ダヴィッド
(Jacques Louis David 1748-1825 フランス)

ヴィンケルマンの説く新古典主義「理想美」を
作品の上で復活させたダヴィッドは、
事実上の新古典主義のリーダーでした。

ダヴィッドは、ナポレオンの帝政時代に活躍し、
最初フランスアカデミー会長ヴィアンに学び、
アカデミー学生会員になります。

そこでアカデミーが主催するローマ賞を受賞し、
会長ヴィアンと共にローマに行き古代美術と出会います。
ここでダヴィッドは、自分の様式を確立しイタリアで制作、
パリで発表したのが『ホラテウス兄弟の誓い』でありました。

この作品が最初の新古典主義の様式を備えたものでした。
そこから次々と傑作が生まれたのです。
『ソクラテスの死』『ブルートゥス邸に息子たちの遺骸を運ぶ馨士たち』
この2作品は、プッサンの歴史画を描く、手法の応用と見られています。

その後『テニスコートの誓い』『マラーの死』
などの傑作を生み出しています。

革命終結後、ナポレオンの宮廷画家となり、
『ナポレオンの戴冠式』など稀代の英雄を讃える作品を数多く出し、
「皇帝の主席画家」の称号が与えられます。そして生まれたのが大作
『皇帝ナポレオンの聖別式と皇紀ジョゼフィーヌノの冠』です。

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