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ミュシャアルフォンス・ミュシャ

ミュシャ 「アールヌーボーの奇才」

アルフォンス・ミュシャは1860年チェコスロバキア生まれ、プラハ、ウィーンなどで絵を学び、パリでポスター画家として脚光を浴びます。
その後カレンダーや香水やワインのラベルなども手がけ、アール・ヌーヴォーを代表するグラフィック・アーティストとなりました。

ミュシャの絵画作品


ジスモンダジスモンダ
この絵のモデルとなった女優サラ・ベルナールとの出会いは、彼女にとってもミュシャにとっても、人生を変える大きな出会いとなりました。

サラ・ベルナールの舞台、「ジスモンダ」のポスター制作の依頼が、ミュシャの勤めていた工房に舞い込んだとき、工房にはミュシャしかおらず、彼が制作を担当することになりました。

ミュシャの制作したこのポスターは一夜にして話題を呼び、女優サラ・ベルナールにとってもこれまでのイメージを一新させることとなります。

美貌と名声を欲しいままにしていた彼女も、当時すでに50歳を迎えており、人気も低迷していたのです。

そんな古いイメージを一新させるために、ミュシャの手がけたポスターは十分すぎるほど効果がありました。

ミュシャはその後もサラと交流があり、ポスターも6枚ほど手がけたといいます。



アルフォンス・マリア・ミュシャ
(Alfons Maria Mucha 1860-1939 チェコ)


世紀末のアール・ヌーボゥー画家ミュシャは、
チェコスロヴァキアのイグアンチェッエという町に生まれます。

プラハの美術学校の入試に失敗、オーストリアのウィーンで
舞台美術の工房に就職、その後、ミュンヘン、パリで絵を学びます。

エッフェル塔が出来る前年、
パリは万国博覧会の準備で沸いていました。

その年のクリスマスの翌日、ミュシャ宛に、
一枚のポスターの以来があったのです。

この注文が、一人の青年の運命を大きく変えることになります。
注文主は、当時の大女優サラ・ベルナールでした。

デビュー作『ジスモンダ』のリトグラフポスターは大好評で、
次々と注文が入る様になります。
次に出したのが『ロレンザッチオ』『夢想』。
出す度に評判となり、女性像に植物や曲線を配した構図は
"ミュシャ様式"と呼ばれるほどでした。

結局サラのポスターは『椿姫』など9枚に達しました。
『モナコ・モンテカルロ・PLM鉄道』は
この評判を聞いて頼まれたポスター、後には、
観光、鉄道の宣伝ポスターも手がけています。

一方では画家としても活動しており、
油彩の『クオ・ヴァディス』『巫女』などの傑作を残しています。

彼の装飾芸術家としての集大成で、
全貌を知ることが出来るのが『ミュシャ装飾資料集』です。

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