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エゴン・シーレ

シーレ 「自画像の画家」


エゴン・シーレ(Egon Schiele 1890-1918 オーストリア)

今世紀初頭、クリムトと並んで、ウィーンを代表する画家シーレは、
オーストリアのトゥルンで、鉄道官史の息子として生まれました。

ウィーン美術アカデミーに学びクリムトと知り合い、
アカデミーをやめ「新芸術家集団」を結成後に
ブタべストで展覧会を開きます。

シーレは少女誘拐の容疑で24日間拘留されたこともあります。
容疑は晴れましたが、その時描いたのが『獄衣の自画像』でした。
このとき彼は囚人としての自画像を描き、日記も記しています。

シーレの自画像は明るいものは少なく、
何か問いかけるような、歪んだまなざしのものが多いです。

『夢みる女』では女性を描いていながら、
血の気のないやつれた顔はシーレ自身の顔と見られています。

そして彼は師クリムトの作品をよく模写しています。
『ダナエ』がその代表格ですがクリムトの装飾趣味に疑問を感じ、
変形した構図となっています。

クリムトが死亡後のウィーン分離派の展示会では、
メインルームを任されました。
事実上のウィーン分離派の後継者と誰もが認めた処遇でもあります。

この展覧会は多大な成果を残して幕を閉じました。
しかし彼の作品に対する評価は賛否両論あり、
版画芸術教会からも年鑑作成で『横たわる少女裸像』
『パリス・フォン・ギュータースローの肖像』の2点が拒否されています。

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