絵画道楽のすすめ

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ダ・ヴィンチレオナルド・ダ・ヴィンチ

ダ・ヴィンチ 「万能の天才」

レオナルド・ダ・ヴィンチは、芸術の分野だけでなく科学や医学など、その他あらゆる分野に精通していた人物でした。「万能の天才」とも言われています。

そんな多岐にわたる知識や経験から学んだことは、彼の芸術という分野でも表現されています。多くの謎を秘めたダ・ヴィンチとその代表作品、「モナ・リザ」と「最後の晩餐」。ダ・ヴィンチコード以来、ダ・ヴィンチをめぐり数多くの仮説や推測が飛び交っていますね。(^^)
なぜかいかなる仮説も奇妙なまでにつながってしまうのがあ不思議ですよね。(^^)

これからどんな秘密が解き明かされていくのか非常に楽しみです。

ダ・ヴィンチの絵画作品

モナリザモナリザ
ルーブル美術館に所蔵されているあまりにも有名なこの「モナリザ」の前には、いまも人だかりが耐えません。

しかしひと目このモナリザを前にすると、
「え?」という感覚に陥るといいます。
予想以上に小さかったというのもその理由のひとつだと思いますが、現在あまりにもポピュラーになりすぎて、これが本物?という不思議な感覚を覚えるのです。

画集や教科書、ポストカードなどのグッズにて、イヤというほど見てきた絵画をいざ目の前にすると、陳腐な印象をうけてしまう・・・。

皮肉にも、本物よりイメージのほうが大きくなりすぎるというのは
メジャー作品の証なのでしょう。
ちなみにルーブルに展示してある作品で、「モナリザ」だけが絵の前にガラスが張られているのは、むかし誰かがイタズラで、ガムを擦り付けたからという話を聞いたことがあります。(笑)

絵画を販売しているプロの方から聞いたのですが、本当でしょうか・・・?(^^;)

最後の晩餐最後の晩餐
「この中に私を裏切る者がいる」
その言葉に驚いた弟子たち。その瞬間、その一瞬を、ダイナミックに描いた作品です。
良く見てみるとこの絵画では、見る人の意識を中心のイエスに集中させるよう、綿密に計算されて描かれていることがわかります。

テーブルに座っているイエスと12人の弟子たち。キリストを除いた12人の弟子たちは、3人ごとにグループ分けされ、描かれています。

奇数には、見る人を安心させる役割があります。
中心に軸があるために、気持ちが安定するのです。

ダヴィンチは、この”3”もしくは”5”などの、奇数がもたらす安定性について、知っていたようです。(三角形の構図が安定をもたらすことについては有名です。ちなみにそれも、ダヴィンチが発見したそうです。)

     ●●●    ●●●●    ●●●●●
       3        4         5
奇数は見る人を無意識のうちに安心させ、
中心の軸となるものに、人の意識を引き寄せるチカラがあります。

両サイドの柱(4つ)、それを挟む暗い空間(4つ)、
奥までつづく天井(6列)
偶数には特に意識は奪われません。
この絵画では、イエスに意識を誘導するためだけに描かれています。

「最後の晩餐」では、イエスに注意を向けさせるために、三角形の持つ力と、偶数と奇数の持つ力などを利用し、巧みに描かれているのです。

すべてはイエスに注意を向けるために・・・。

それはただ、この絵をドラマティックにするためだけに考えたのか、それとも注意をイエスだけに集中させ、何らかのメッセージを隠す目的もあったのか。

昔の話ですが、ダ・ヴィンチコードが出版されて以来、素直に鑑賞することができなくなった、ダ・ヴィンチの作品です(^^;)


レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci 1452-1519 イタリア)
初期ルネサンスの自然主義が頂点に達し、新しい主役たちが
個性あふれる芸術を開花させたのが、
盛期ルネサンス(美術史ではラファエロの死までの30年間)でした。

その最初の巨人がレオナルド・ダ・ヴィンチです。
彼は画家と同時に科学者であり、軍事技師、建築家としても活躍、
まさに、ルネサンス的な"万能人“でありました。

学術的にもその才能は発揮され、天文学、解剖学、水力学などの分野でも、
研究成果を発表し世間を驚嘆させます。

絵画の分野では世界中の人が知っている最高の傑作『モナ・リザ』。
この絵の評論は、多くの美術評論家によっても分析されています。

1ついえることは、絵の素晴らしさはともかく、
この時代まだ、線・点遠近法が確立していない時代に、
すでにダ・ヴィンチは、スフマート技法、空気遠近法という
モデリング画法を確立していたと言うことです。

初期のルネサンスのマザッチオが描いた『聖三味一体』の点遠近法が、
話題を呼んだばかりで『モナ・リザ』ではスフマート(煙)を、
既に完成させていたのです。まさに驚くべき天才・・・ですね。

傑作中の傑作といわれる『最後の晩餐』では、
中央に座るキリストの額を中心として、
線遠近法で描かれていることでもその偉大さが判るというもの。

晩年は、フランソワ一世の招きで、フランスに渡り、
アンポワーズで偉大な生涯を終えます。
そこで描かれたのが『モナ・リサ』と『聖アンナと聖母子』でした。

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