西洋美術史 バロック
バロック
バロックとは、「仰々しい」とか「ゆがんだ」といった意味をもつ言葉です。

この時代、ルネサンス時代のような、
調和や安定感といった要素は捨てられます。
ルネサンス絵画が、絵画そのものだけで完結している作品が多いのに対し、
バロックは見る者の精神に、いかに訴えかけるかが重要視されているのです。
技法としては、フランドル絵画の時代に油絵の技法が発見、発展しました。
そして作風とし
ては、プロテスタントの商業国家オランダの独立によって、
宮廷や教会に縛られることのない、商人や農民に愛情をこめて描きだした
「オランダ絵画」の時代が
生まれたのです。
そしてそんなオランダの代表的な画家が、
レンブラントとフェルメールになります。
オランダの絵画といわず、バロック時代といえばこの2人です。(^^)
レンブラント
「光の画家」、もしくは「闇の画家」とも言われるレンブラント。
光と闇の対比により、テーマを強調するという手法は、当時の典型的な手法でした。
フェルメール
あまり情報が残っておらず、謎の多い画家フェルメール。バロック時代は見た目よりも精神に訴えかけるということが重要視されていましたが、フェルメール作品はまさに天才的といってもいいのかもしれません。世界中で最も人気がある画家のひとりとされているのは、強烈に引き込まれる作品という以外にも、フェルメール自身に謎が多いということが、人の関心をひいてやまないからなのかもしれませんね。(^^)
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