絵画道楽のすすめ

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フェルメールヨハネス・フェルメール

フェルメール 「光の画家」

フェルメール。その生涯は謎に包まれた画家です。
当時オランダで流行した室内画で、入念な構成、青と黄を主調とする調和的な色彩などにおいて卓抜した手腕を示しました。
その青の美しさは”フェルメール・ブルー”と称えられています。
「静謐な空間」と表現されるその作品は、完璧な静けさと平和な空気に満ち、優しい光が全体を覆っています。真贋に疑問の残る作品含め、彼の作品は全部で35点前後しかありません。
一見、何気ない風景・・・。しかしなんと不思議な絵を描く画家でしょうか・・・。
世界中にファンを持つ有名画家のひとりです。

フェルメールの絵画作品

天秤を持つ女天秤を持つ女
フェルメール作品でも1、2を争うほどバランスの取れた作品。絵の構図を決めるのに、何週間・何ヶ月もかけたフェルメールは、絵の中に絶対的な静寂を描いてしまいました。

画家を皮肉ることが得意なサルバトール・ダリも、フェルメールだけは”完璧にこだわった天才”と称し、フェルメールの作品をリメイクしたものや、フェルメール自身を絵の中に描いたりしています。

真珠の耳飾の少女真珠の耳飾りの少女
「言葉が無力になる」という奇跡を目の当たりにできる、他に類を見ないほどの名画です。

世界中の絵画ファンに愛されている、不朽の名作。解説は不要。 ただ素直に眺めているだけで良いような気さえします。
「もし絵を買うとなれば、特別なものを」という思いの方も多数いらっしゃるとは思うのですが、管理人はこの絵を選びました。

過去に、某人気テレビ番組で「視聴者が選ぶ絵画史上最も美しい女性の肖像画」としても選ばれましたね。

恋文恋文
フェルメール作品特有の、静寂と品の良さを兼ね備えた作品です。
フェルメールの作品は、絵の前をただ単に通り過ぎることをさせてくれません。
計算された構図により見たものを引き込ませ、フェルメールはそこに解けない謎を放り込んでいるかのようです・・・。
廊下の突き当たりなどに飾られていたら、まだ奥行きがあると錯覚してしまいそうです。
静けさと上品さを兼ね備えたフェルメールらしい作品。

レースを編む女レースを編む女
フェルメールファンにとっては”味わいのある”作品ではないでしょうか?
じっくりと見てみると、赤と白の糸を垂らしたクッションは以外と近くに、いや目の前にあるかのような構図です。
この女性とクッションの間には、近くにあるように見えて実は少し距離がある・・・?

ともあれ、

批評家のダリも、この絵ばかりは絶賛しました。ルノワールも”世界で最も美しい絵画の一つ!”と絶賛。世界のルーブル美術館に所蔵されるにふさわしい作品かと思います。


ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer 1632-1675 イタリア)
“光の魔術師"と呼ばれ、17世紀を代表する画家の一人フェルメール。
オランダのデルフトに生まれ、画業のスタートは歴史画でした。

17世紀のオランダでは、これまでの教会、宮廷と言った二大パトロンや
市民階級からの注文も急増し、一人の画家の制作数も以前の時代とは
比較にならないほど多くなったのです。

フェルメールの寡作ぶりは際立っていました。
しかしフェルメールの作品で現存するのはわずか30点余り。

この要因として
「生活基盤が他の画家より裕福だったため」
と言う人が多いようですが・・・

オランダ最高の写実主義者と言われるほど、
その画風は精緻な描写、隅々まで綿密に考え抜かれた構図、
どの作品を見ても、こうした良心的な制作態度が垣間見えます。

この辺を見ても、そう量産できないことと、
43歳と言う若さで亡くなったことに起因すると見る向きは多いです。

それは緻密な風景画『デルフトの眺望』でも証明されています。

この徹底した描写力と色彩、光の効果は、
日本でも人気の作品『青いターバンの女』のフェルメールブルーの使い方、
そして代表作の『絵画芸術』の寓意。

ミステリアスな画家として後世に残る
偉大な画家であることは間違いありません。

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