絵画道楽のすすめ

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ルノワールオーギュスト・ルノワール

ルノワール 「生きる喜び」

モネとならぶ、印象派の代表的な画家です。ルノワール。
陶器の絵付け職人でしたが、パリに出て印象派に身を投じます。
ルノワールの作品から私たちが感じるのは、暖かい陽光、草いきれのする夏の野、
談笑する若者たちの体温の感覚でしょう・・・。
人物画のほか風景、静物も華麗な色彩で描いています。
ルノワールの風俗的主題を扱った作品は、サロン派画家と、印象派画家との間の
橋渡しを果たす役割を演じる結果にもなりました。

ルノワールの絵画作品

舟遊びの人々の昼食
フィリップス・コレクション展にて”約160億円”もの評価額。
ルノワールの大作です。楽しそうなふれあいの様子は、この画家の得意とするところ。
画面左で犬と戯れている女性は、アリーヌ・シャリゴという名の女性です。

美しい女性に心ひかれ、そんな女性と出会った事の喜びが、この絵に幸福感を与えています。後にルノワールは、このアリーヌという女性と結婚し、幸せな家庭を築いたそうです。(^^)

イレーヌ・カーン・ダンヴェルス嬢
「どこかで一度は見たことがある」この絵もそんな一枚なのかもしれませんね。^^()

そんな有名な絵のモデル、「イレーヌ・カーン・ダンヴェルス嬢」とは、ルノワールの友人であった、ルイ・カーン・ダンヴェルスの娘を描いたものです。

「芸術が愛らしいものであって何がいけないんだ!?世の中には不愉快なことだらけじゃないか!」
「どこかで一度は見たことがある。」そんな絵を思い浮かべてみてください。
その絵には、画家の人間性や価値観が、見事に表れているはずですから。

ムーラン・ド・ラ・ギャレット
「私はその絵の中に入りたくなるような楽しい絵しか描きたくないんだよ・・・」
印象派の画家でモネと人気を二分するルノワール。
そしてこの絵には、視線を誘導する仕掛けが
なされています。
まず中心部分の二人の女性に注目してしまいます。そこから視線は右に流れ、
画面全体を見渡せるよう、左回りに視線が流れるよう描いているのです。ドラクロアの「民衆を導く自由の女神」と同じ効果を狙ったようなこの作品。明るく楽しい絵が大好きなルノワールが描けば、このような幸せ感溢れる作品なるのでしょうね。(^^)

ぶらんこ
まるで見ているこちらの世界まで、清々しくなってしまうような作品です。

女性の心の動きが、右手で掴むぶらんこに伝わりゆれています。
穏やかで幸福感溢れる様子はルノワールらしいですよね。(^^)


女性の白いドレスをまばらに照らす木漏れ日も、とても印象的です。


雨傘
「このままでは、絵が印象だけになってしまう・・・。」
ルノワールは、見たものの印象を描くというそんな描き方に限界を感じていきます。

向かって右の傘を差した女性達は、これまで同様、印象派らしい”ゆらめく”ような描き方をしているのに対し、向かって左の女性は”輪郭線”を用いて描いているのです。
これ以後ルノワールは、これまでの印象派らしい描き方から独自の道を進んでゆくこととなります。
傘を差す女性たち、そして傘を差さずにその場を離れる女性。 そしてその描き方の違い。この絵にルノワールは、何らかのメッセージを込めているのかもしれませんね。


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