西洋美術史 写実主義
写実主義

新古典主義にもロマン主義にも属さない、また新たな芸術思潮の誕生です。
「写実主義」
理想化を重んじた「新古典主義」と、主義・感情を重んじる「ロマン主義」、
そのどちらでもなく、両者を反面教師のようにして生まれたのが、
「写実主義」になります。(^^)
対象のありのままを写そうとした芸術思潮です。
代表画家はクールベ、そしてミレーです。
クールベ
モデルを理想化することなく、目に見える景色をありのままに描きたかったというクールベ。しかしただありのままというのではなく、その本質まで描きたかったようです。
クールベは青年時代、新古典主義の巨匠アングルに「この青年は”目”そのものだ」と言われたそうです。
ミレー
大地とともに生きる農民の姿。崇高な宗教的感情ともいえる思いを込めて描いたミレー。もともと生活のために、パリでロココ風の絵を描いていたミレーですが、コレラが流行したためにパリの南方60キロのバルビゾンへ移住。ミレーの代表的作品は、芸術の都パリではなく、バルビゾンで生まれたものばかりです。
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