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タイトルジョルジュ・ド・ラトゥール

ジョルジュ・ド・ラトゥール

ロココ時代の到来により、その画風から急速に忘れ去られた画家。
写実的ながらも神秘的な夜の作品から、「夜の画家」ともいわれています。
レンブラントやフェルメールなどとほぼ同じ世代の人物なので、その時代に好んで描かれたテーマなど、照らし合わせてみるのもおもしろいかもしれません。

ジョルジュ・ド・ラトゥールの絵画作品

悔悛するマグダラのマリア

悔悛するマグダラのマリア
ジョルジュ・ド・ラトゥールは、この「悔悛するマグダラのマリア」を多く描いています。

お金持ちであり美貌と富ゆえに快楽に溺れ、娼婦とされてきたマグダラのマリア。

犯してきた罪を悔い改める、しかも美貌を兼ね備えていたという伝説から、男性が描きたいと思わせる対象としては、十分だと思います。

「マグダラのマリア」は、このラトゥール以外にもさまざまな画家がモチーフとして選んできました。当時の画家たちにとって、いや男たちにとって、セックスシンボル的なものだったのではないかと感じずにはいられません。

いかさま師いかさま師
「悔悛するマグダラのマリア」とは違い、明るい印象の作品。
しかし見ていて心地のよい作品とは決して言えません。右から二番目の女性から左の女性、そして左端の男性へ、描かれた人物の視線に誘導され、最終的にこの絵が何を意味しているかがわかる仕掛けになっています。

大工の聖ヨセフ大工の聖ヨセフ
ろうそくに照らされた少女が、この絵の清らかさを助長しています。
昼の作品と違い、ただ眺めているだけで済んだ気持ちになれる夜の作品。
気持ちが落ち着かないときなどに眺めてみるのも良いかもしれませんね。(^^)

聖書の内容を知っていると、この絵が何を意味しているのかもわかるのでしょう。
昼と夜の作品とで印象がハッキリ違うところにも、画家がどんな考えを持っていたのかが伺えますね。


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