フランシスコ・デ・ゴヤ
ゴヤ 「聴覚なき画家」
社会的地位に野心のあったゴヤは宮廷画家となりますが、
病気で聴力を失ってから、理性を越えた人間の本能的、感情的な力を強調し、ストレートに表現しました。べラスケスとレンブラントと自然を師としたゴヤは、亡命先のボルドーで生涯を終えました。
ゴヤの絵画作品
1808年5月3日、プリンシペ・ピオの丘での虐殺
あまりに衝撃的な瞬間を描いたゴヤの作品。
ランタンの明かりがあまりに残酷で、次に射殺される人物を強い光で照らし、示しています。
左下にはつい今しがた射殺された死体の山。いま射殺されようとしている人物と同じポースを取っていることが、この数秒後のシーンを残酷なまでに物語っています。
ナポレオン率いるフランスの軍による、虐殺。
ゴヤは自分のなかに湧き出た、「描かなければならない」という使命感によって、
この「1808年5月3日、プリンシペ・ピオの丘での虐殺」を描いたのではないか?
そう感じずにはいられない作品です。
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