ミケランジェロ・ブオナローティ
ミケランジェロ 「神のごとき人」
「ダビデ像」や「ピエタ」などで有名なミケランジェロは、もともと彫刻家として名を馳せた人物です。
ミケランジェロやダ・ヴィンチの生きた時代、芸術文化の中心は絵画でした。絵画はミケランジェロ本来の業ではなかったものの、彼の人間の本質をとらえた芸術性はその絵画にも表れ、後に多くの画家たちに、影響を与えることにもなったのです。
学者や科学者などの一面もあったダ・ヴィンチ。
対するミケランジェロは、建築家や詩人という側面もありました・・・。
”豪快・男臭い”などの印象の強いミケランジェロですが彼の彫刻をじっくり見ていると、むしろ”女性的”と感じてしまうくらいの繊細さを感じてしまいます。
ミケランジェロの絵画作品
アダムの創造
システィーナ礼拝堂に描かれたフレスコ画。
神が粘土で作られたアダムに、命を吹き込む瞬間を描いたものとされています。
命を吹き込む瞬間・・・ということは、描かれているアダムはまだ粘土状態のアダムということでしょうか?(汗)すでに人であるような気がしますが。(汗)ミケランジェロはこの絵に、何か特別な意味を込めたのでしょうか?
サン・ピエトロのピエタ
これはもはや聖母子としての姿でなく、唯一の我が子を失った、母親の姿です。
皆に神聖視される聖母ではなく、一人の母親としてのマリアをミケランジェロは思い描いたのでしょう。
我が子を失い静寂の中で嘆き続ける姿は、見る人に母の愛の深さ、計り知れない大きさというものをいつまでも伝え続けるのです。
ロンダニーニのピエタ
これはミケランジェロ自身、自分のために彫った彫刻という気がします。
誰に見せるためでもなく、イエスの死を嘆くマリアとその姿を、心底気持ちをこめて彫った・・・
そんな印象を受けるのです。
聖母マリアとイエスを、ミケランジェロ自身がどれだけ慕い敬意をはらっていたかが垣間見える作品。
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