西洋美術史 新古典主義
新古典主義
新古典主義は、17世紀ヨーロッパのバロック、18世紀フランス宮廷を中心とするロココの流れの中、新しい存在として花開いたものです。
これまでのロココのような様式を否定し、感情を抑え、知的な美しさを表現しようとしました。
この時代。新古典主義の特徴は、
ギリシャ・ローマの古典様式を模範とした、
理想化された人間象にあります。
「美しい肉体には美しい精神が宿り、それは限りなく神に近 い」とされた、
古代ギリシャの精神が、こういったところでも見られます。
理想化された人間が、明瞭な線と感情表現を極力抑え、
整った形式のなかで表現されています。
代表的な画家は、ダヴィッドとアングルです。(^^)
ダヴィッド
ナポレオンともに歩んだ宮廷画家ダヴィッド。彼の人生は、まさにナポレオンなしでは語れません。ナポレオンが失脚すると、彼も同じように失脚していきました。
ちなみに、ロココの代表的な画家でもあるブーシェとは、親戚関係にあります。
アングル
ダヴィッドと同じく、新古典主義を代表する画家。描かれた女性でなんとなくお気づきかとは思いますが、アングルはラファエロの大ファンでもありました。(^^)
しかし彼の作品は、美しい女性は描かれているものの、血が通っていない。当時の女性は見世物のようなものだったのかと思うくらいです・・・。
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