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セザンヌポール・セザンヌ

セザンヌ 「キュビズムの先駆け」

後に「キュビスム」を確立するピカソが「私の唯一の師」と讃えるなど、多くの画家に多大な影響を与えたセザンヌ。
しかし、生前は一部の者にしか認めらない不遇の時代が続きました。
彼は静物画に力を注ぎ、西洋近代美術史において新しい静物画を切り拓いた画家と
して評価されています。 画壇での地位が確立したのは死の直前の数年のことでした。
”モダンアートの父”と言われたセザンヌ・・・。いくつもの視点によって描かれた静物を、平面によって表現するという奇跡を生んだ画家です。

セザンヌの絵画作品

リンゴとオレンジのある静物リンゴとオレンジのある静物
「モダンアートの父」と呼ばれるセザンヌの代表作「リンゴとオレンジのある静物」。
いくつもの視点によって描かれたこの絵は、それぞれに動きがあり、もはや静物画とはいえないほど表情に満ちています。(^^)
平面(二次元)であるものの、三次元のような感覚を覚えるセザンヌの静物画は、「平面の深み」と言われ、静物画に奇跡をもたらしました。
彼を崇拝する画家は多く、ゴッホやゴーギャンは彼の絵から非常に多くを学んだといいます。そして巨匠ピカソやブラックは、彼の影響を強く受けてキュビズムを生み出しました。
多くの画家に影響を与えた、セザンヌのあまりに有名な言葉があります。
「自然を円筒形と球形と円錐形によって扱うこと。自然は平面よりも深さにおいて存在する。そのため赤と黄で示される光の震動の中に、空気を感じさせる青を入れる必要性があるのだ。」

なるほど・・・よくわからない。(笑)


ポール・セザンヌ(Paul Cezanne 1839-1906フランス)
近代絵画の父と呼ばれ、20世紀の画家たちに大きな影響を与えました、

ポスト印象派の画家セザンヌは
南フランスエクス・アン・プロヴァンスに生まれます。
パリの官立美術学校を受験するが二度落ち、
ルーブル美術館で模写しながら絵の修業をしていったのです。

印象派の画家たちと出会い、印象展に出品します。
しかし批評家たちから酷評を受ける結果となりました。

印象派の画家たちは、目に移った一瞬の光、
イメージを画面に再現しようとしますが、彼は違ったのです。

絵の対象物を、視線をずらして、
あらゆる方角から見て、それを表現しました。

この考え方が後のピカソのキュビズムに繋がり、
マティスのフォビズムと繋がっていくのです。

セザンヌの有名な静物画『リンゴとオレンジ』。
一般的にありえない構図で、これは対象物を多視点から見たものです。

セザンヌが言った有名な言葉に
「自然は、円球、円錐、円筒、で出来ている」があります。

この言葉に刺激を受けたのがピカソであり、
画風を代えるきっかけとなったのは有名な話ですね。

彼は静物画の他、風景画を良く描いています。
パリ万博に展示された『オーヴェールの首つりの家』
故郷の白い山を描いた『サント・ヴィクトワール山』などです。

セザンヌの現存する作品点数は850点ほどありますが、
その1割ほどが水浴をテーマにしたものになります。
『大水浴図』がその代表格です。

これまでルネサンス時代から連綿と受け継がれてきた通念を打ち破り、
自由な造形空間を創りあげた、セザンヌの功績は多きいものがあります。

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