西洋美術史 ルネサンス
ルネサンス
この「ルネサンス」という名前は、再生を意味しているイタリア語の「リナシタ」から派生した言葉です。
これまではあまりにも神々を中心と
しすぎていた。
これからはもっと人間性を大切にしていこうと
いう時代。人間性の再生、それがルネサンス時代になります。
しかし神々を否定するといったことではありません。(^^)
神々しいまでの神ではなく、もっと人に近い・・・たとえばラファエロの描く、
愛らしく多くの人が親しみやすい聖母マリアなどが人気でした。
 
14世紀にイタリアにてはじまり、その文化は16世紀まで続いたのです。
調和と統一、安定感、自然らしさを特徴としています。(^^)
この時代に生きた代表的な画家、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロは、
美の三大巨匠と言われ、後の美術界の基盤を作っていったのです。
ダ・ヴィンチ
ダ・ヴィンチは「万能の天才」といわれ、芸術分野以外にも、科学や医学、土木、建築など、あらゆる分野に精通し、絵画作品にもそれぞれで得た理論などが生かされているのです。「自分の芸術を真に理解できるのは数学者だけである」と言い残していることから、芸術という物差しでは計れない分野に関しても、徹底した完璧主義者だったのかもしれません。(^^)
ミケランジェロ
ミケランジェロは建築家、そして意外にも詩人という側面を持っており、ミケランジェロの作品、特に彫刻に関しては、女性的といえるほど人並みはずれた繊細さを持っていることが伺えます。絵画に関しては、躍動感あふれる作風が特徴で、彼に影響を受けた画家は、作品を見ればわかるほどです。
ラファエロ
ラファエロはなんといっても人に優しく、受け入れやすい作風が特徴です。美しく優雅な作品は、時代を超えて支持され続けています。「聖母の画家」とも言われた画家だけあって、ラファエロの描いた聖母は、キリスト教信者だけでなく、多くの人を魅了しつづけるのです。(^^)
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